民謡“会津長持唄”
今日は民謡のすすめ。
e-和楽器店長、実はプレイヤーとしても活動中でございます。
私の主宰する民謡教室“会津民謡華葵”は今年で発足10年を迎えました。
4歳から通っていた民謡教室から母と共に独立したのが19歳。
様々な先生方に助けてもらいながら、勉強、勉強の10年でした。
家族の支えはもちろん一番大きかったと言えます。
そんな家族同然、妹のようにいつもついてきてくれる一番弟子、彼女が今月結婚します。
「当日“会津長持ち唄”唄って頂けませんか?」と彼女。
みなさんご存知でしょうか。
“会津長持唄” 会津で古くから唄われる婚礼唄で、 花嫁行列の長持・箪笥(たんす)長持を担いだ人たちが唄っていました。
長持ち唄は各地にありますが、節回しが地域によって異なります。
代表的な長持唄と言えば“秋田長持唄”でしょうか。
やはり私達会津の長持ち唄同様、東北の節回しは魅力的です!
♪~ 今日は日も良い 天気も良いし 結び合わせて 縁となる
♪~ さあさお立ちだよ お名残おしい 今度来るときゃ 孫連れて
“会津長持唄”の特徴は、派手な節回しではないので厳かな曲調に聞こえます。
声の伸びやツヤよりも断然“味”。
少し寂しげな会津の長持唄が、大人になって余計に沁みるようになってきました。
結婚式当日。
きっと涙、涙でしょう・・・♪
心を込めて唄ってきます。
皆さんの地域にも長持唄はありますか?
是非聞かせてください!
今では触れる機会も少なくなったと思いますが、こういった人生の節目節目に 民謡が共にあったことを思い出してもらえたら嬉しいです。
和楽器と一緒に民謡の魅力も、どんどん発信していきます!