日本全国”ポンせん”リレー企画 今日の“ポン”立て vol.01 〜福島県・会津編05〜

日本各地に根付く多様で魅力的な食文化」をテーマに、郷土料理のポンせんアレンジを献立（＝ポン立て）形式でご紹介するレシピ企画「今日の“ポン”立て」

第1回目は福島県・会津からスタート

会津若松にある家業の温泉旅館での仕事を経て、現在は紹介制の民泊を運営されている中村 瑞季さんから、会津の郷土料理をポンせんアレンジでご紹介いただきました

メニュー名

会津産高麗人参「オタネニンジン」と会津地鶏の”ポンせん”参鶏湯

レシピ

会津の伝統野菜オタネニンジン（高麗人参）・昆布・長葱（青い部分）・玉葱・生姜・生栗・銀杏・クコ・地鶏の手羽元を入れた鍋に水と日本酒をひたひたに注ぎ火にかけじっくりと煮込み、長葱の青い部分と昆布を取り出し仕上げに塩で味を整える。餅米のかわりにポンせんを椀に入れて仕上がったスープを注ぐ。

ポイント

会津で江戸時代から作られている高麗人参「オタネニンジン」の滋味を丸ごと味わえる一品です。ゆっくりコトコト煮込んでほろほろに柔らかくなった具材の旨みがたっぷりのスープに香ばしさと歯応えを残したポンせんの食感もおいしいので、お好みでスープの上に乗せて食べても◎です。

ポンせんを使ってみた中村さんの感想

ポンせんは玄米と天然塩だけというシンプルな材料なのでお米と合うものとは何でも美味しい組み合わせができました。そんな中でも意外性も欲しかったのでそこがとても難しかったです。

個人的には、とにかく何でものせて意外な組み合わせ同士でサンドしてみたり…お酒のおつまみとして賑やかに食べるのがとても楽しく、サンドして食べることにハマってしまいました。デザートとしても使いやすく、アイスクリームサンドも美味しいですよ！

中村さんの会津”愛”を教えていただきました

今回レシピで使用した「会津地鶏」や「高麗人参」「シシタケ」の他にも個性的で旬のある食材を使って料理が楽しめて、それをみんなで集まって美味しい会津の日本酒と味わえること。そして、そんな贅沢があるところが大好きです。