当社代表取締役 本田勝之助が、地方PRの新しい形として短編映画(ショートフィルム)の制作を企画・プロデュースしました。短編映画「YELLOW」の撮影を福島県磐梯町で2020年12月23日(水)〜12月25日(金)に行いました。
当社は、地元会津や福島県はもちろん、全国各地の地方振興事業を総合的に手掛けており、今年度は、一般財団法人渡辺記念育成財団が開講している「みらい塾」第3期生の育成プログラムにて、代表の本田勝之助が「地域創生×エンタメ」の特別講師を務めています。その第3期生の最後の課題として、「短編映画で福島県磐梯エリアのプロモーションをすること、そしてそれが新しいエンタメであること」という名目のもと、塾生5名が短編映画を制作しています。
短編映画「YELLOW」は、新しいエンタメの形に向けて以下の取り組みを行っています。
・地域住民の共感
「”映える”スポットがある」「特徴的なアクティビティーがある」といった、あるもの・できることを羅列するだけの観光映像ではなく、観客がストーリーに浸った際、自然に磐梯に興味を抱けるような作品にします。
・地域住民がモチーフ
豊かな自然と引き換えにした熊や猪に遭遇する危険、おいしい焼き芋、SNSを使いこなす農家、焚火を囲み、リラックスしながらコミュニケーションできる空間といった「地域のリアル」とフィクションで描く「人間ドラマ」を組み合わせた映像にします。
・地域と一体になり資金調達
短編映画の制作費用はクラウドファンディング「CAMPFIRE」で調達します。募集期間は2020年12月23日(水)〜2021年1月30日(土)。目標金額は120万円に設定し、リターンは福島県磐梯エリアの米や日本酒、地ビール、野菜、旅行プランなどを用意しました。特産品を通して町のことを多くの人に知ってもらいつつ、地域と一体となって資金を調達します。リターンとして用意している特産品は、磐梯町のふるさと納税各サイトにも掲載。
・地域住民が拡散
メッセージを添えて短編映画を送ると、エンドロールに送り主のメッセージを流すことができる「フィルムギフト」という独自プラットフォームを利用し、地域住民自らも映画を拡散し、磐梯町への共感を広げることができる仕組みを作ります。
短編映画「YELLOW」について
コンセプトは「籠ってないで飛び出そう」
主人公はオンライン世界のキャラクター。主人公がリアルの世界に飛び出し、人と傷つけあうことを恐れ、一人で閉じこもっている少女との出会いと別れの物語を演技派キャストでハートフルに描き出します。主人公と少女の成長を、壮大な自然を背景に外に飛び出す意義と磐梯の魅力を存分に伝えます。また、このコロナ禍で飛び出したくても飛び出せないのが現状。主人公の葛藤と決断でオンライン中心の生活の中でも忘れてはいけない「例え一人だとしても、繋がっている人たちはいる」というメッセージをサブメッセージとして伝えたいと思います。