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米粉と小麦粉の違いや、米粉を選ぶメリット、失敗しない選び方・使い方

「米粉は身体に良さそうだし、グルテンフリーにも興味があるけれど、実際のところ小麦粉と何が違うの?」
「お菓子作りとかパン作りをする人向けのものじゃないの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?

米粉は特別なものではありません。
私たちの主食である「お米」からできているからこそ、毎日の家庭料理に大活躍してくれる、とても身近で優秀な料理粉なのです。

米粉の基本知識から、小麦粉との違い、米粉ならではのメリット、失敗しない選び方までご紹介します。

1. そもそも「米粉」とは?

米粉とは、その名の通りお米(うるち米やもち米)を細かく砕いて粉末状にしたものです。
全日本人のソウルフード、お米から作られた粉なので、特徴を活かして上手に使いたいですね。

米粉が一般的になったのは最近のような気がしますが、日本の食文化において米粉の歴史は古く、奈良時代にはすでに存在していたと言われています。
奈良時代(700年代)に唐から日本へ伝わった「唐菓子(からくだもの)」のなかに、米の粉を練って油で揚げたお菓子があり、これが日本における米粉の始まりとされています(参考:日本米粉協会「米粉の歴史」
古くから和菓子(だんご、せんべい、ういろう等)の原料として親しまれてきましたが、近年の製粉技術の飛躍的な進化により、小麦粉のように非常にキメの細かい粉を作ることができるようになりました。

今では和菓子だけでなく、毎日の家庭料理や洋菓子、パンなど、あらゆる料理に使える万能な食材として再注目されています。

2. 米粉と小麦粉の決定的な4つの違い

「小麦粉の代わりに使える」と言われる米粉ですが、性質にはいくつかの大きな違いがあります。
それぞれの特徴をまとめました。

比較項目 米粉 小麦粉(薄力粉など)
主成分とグルテン グルテンを含まない(グルテンフリー) グルテンを含む
油の吸収率 低い(約21%) / 揚げ物がカラッと揚がり、冷めてもベチャつかない 高い(約38%) / 時間が経つと油を吸って重くなりやすい
水分との馴染み ダマになりにくい / 吸水率が高く生地が重くなる品種もある ダマになりやすい / 調理前にふるう手間が必要
食感の特徴 火を通すと「モチモチ」「しっとり」 「ふんわり」「さっくり」

3. 米粉を選ぶ5つのメリット

「体にいいものを摂りたいけれど、我慢や無理はしたくない」という方にこそ、米粉はぴったり。
日常使いすることで、嬉しい変化があります。

① 気負わない「ゆるやかなグルテンフリー」ができる

小麦に含まれるタンパク質「グルテン」を意識して控える人が増えています。
米粉はお米100%なので、完全にグルテンフリー。
大好きな「粉もん」や「とろみ料理」を諦めることなく、身体を労わることができます。

② 料理の「ダマ」ストレスから解放される

ホワイトソースやとろみ付けをするとき、小麦粉だとダマになってしまい、慌てて泡立て器で混ぜた経験はありませんか?
米粉は小麦粉よりもダマになりにくい。
「使う前に粉をふるう」という面倒な一手間がほぼ不要なのも、忙しい毎日には嬉しいポイントです。

③ 揚げ物が油っぽくなりにくい

農林水産省のデータによると、米粉は小麦粉に比べて油を吸いにくい(油の吸収率が低い)という優れた特徴があります。
そのため、天ぷらや唐揚げの衣に使うと、からりと仕上がります。
時間が経ってもベチャッと重くならないため、お弁当のおかずにも。

④ 実はヘルシーで腹持ちが良い

お米特有の質の良いアミノ酸(アミノ酸スコアが高い)をバランスよく含んでいます。
食品に含まれる必須アミノ酸のバランス評価(アミノ酸スコア)において、小麦のスコア「44」に対し、お米は「65」と植物性タンパク質の中でも非常に優秀です。
良質なタンパク質と、水分をしっかり含む性質が、優れた腹持ちの良さに繋がると考えられています。
(参考:厚生労働省「e-ヘルスネット:アミノ酸」
また、水分をしっかり含む性質があるため、食べた時の満足感(腹持ち)が長く続き、食べ過ぎを防いでくれます。

⑤ 洗い物が楽に

小麦粉に水を混ぜると、グルテンの働きでネバネバ・ベタベタした粘り気が出るもの。
ボウルやフライ返しを洗うのが少し億劫になります。
一方で、グルテンのない米粉はベタつかず、水でサッと洗い流せるため、後片付けが楽に。

4. 料理に合わせて。米粉の種類と選び方

お店の製菓コーナーやネット通販を見ると、いろいろな種類の米粉が並んでいます。
目的に合ったものを選ぶことで、料理の失敗がなくなります。

原料による分類

  • うるち米の粉(一般的な米粉・上新粉)
    私たちが普段食べている白米と同じお米から作られます。
    料理の置き換え、とろみ付け、揚げ物の衣、一般的なお菓子作りに使うのはこちらです。
  • もち米の粉(白玉粉・もち粉)
    粘り気のあるもち米から作られます。
    お団子や大福、もちもち感を強く出したい和菓子などに使われます。

用途別の選び方

現在、市販されている米粉には大きく分けて2つのタイプがあります。

  1. 「製パン・製菓用」の米粉
    パンを膨らませやすくするため、米粉専用に開発された品種のお米を使ったり、細かさを限界まで調整したり、場合によっては微量のグルテンや添加物をあらかじめ混ぜてあるものもあります。
  2. 「家庭料理用」の米粉
    いつもの小麦粉の代わりに、とろみ付け、チヂミやお好み焼き、揚げ物の衣、シンプルな焼き菓子などに使うためのものです。
    品種本来の味わいや、安心安全なオーガニック(有機栽培)にこだわったものが多く、「普段の食生活を少し健康的にしたい」という日常使いに最適です。

お買い物時のチェックポイント

購入する前に、パッケージの裏面や通販サイトの説明を見て、「パン・ケーキ用(膨らませる用)」なのか、「料理用(置き換え・とろみ付け用)」なのかを確認しておくと、「思ったように料理に使えなかった」という失敗を防ぐことができます。

5. いつもの食卓を、もっと心地よく

「グルテンフリーをはじめよう」と身構える必要はありません。
まずは、お肉にまぶす小麦粉を米粉に変えてみる。
スープのとろみ付けを、米粉で試してみる。
そんな小さな一歩から、驚くほど軽やかで、後片付けもラクな「米粉のある暮らし」の快適さに気づいていただけるはずです。
あなたの毎日の食卓が、無理なく、もっと美味しく、健康的なものになりますように。

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本田屋スタッフ ai
WRITER

東京出身・会津に暮らして22年。薬膳コーディネーター。
季節のおいしいものや、ローカルで見つけた魅力あふれる食を、日々の食卓からお届けしています。