The AIZU Times ~野菜の王様~

今が旬の大根。
野菜の高騰が続いていますが、我が家の食卓は実家の家庭菜園に助けられています。
先日もみずみずしい大根をたくさんもらって来ました。
この時期は煮物やおでんに大活躍ですよね。
近頃は皮むきスライサーで薄くした大根でお鍋するのがお気に入りです♪
生でサラダやディップにしたり、漬物の定番だったりもしますね。
皆さんのお家ではどんな定番料理がありますか?

野菜の王様、それは消費量ナンバーワンの大根です。
江戸時代の古書には大根が品種数の最も多い野菜として記述されています。
戦後も地方品種がバラエティ豊かに栽培されていたそうですが、最近では日本全国『青首だいこん』一辺倒になってしまっていると聞きます。
それは、昭和四十年代に三浦半島に大きな台風が襲ったのがきっかけだそうです。
ちょうどその頃、三浦半島では『三浦だいこん』の撒き付けが終わり、本葉が5~6枚出てきている時期だったからたまりません。
台風で根こそぎ吹き飛ばされてしまいました。

仕方なく種子屋に残っていた『青首だいこん』を作ったところ、これが大当たり!
収穫するにもスーッと抜け、食べてみてもみずみずしくとても美味しいというのを理由に、あっという間に広まりました。
もともとは西日本を中心に栽培されていた青首だいこんですが、これをきっかけに全国へ。
そこから病気に強く揃いも良く、さらに日持ちの良い大根にどんどん改良されていったそうです。

確かにどんな料理にも合う『青首だいこん』は万能選手です。
食べなれた大根が良いと思うのもわかります。
でも、ほんとうにそれで良いのでしょうか・・・
戦後、日本にたくさんあった品種の影は?形は? お目にかかりたくはありませんか?

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「ふろふき大根」
一説では、漆器職人が冬になると漆の乾きが悪くて困っていたところ、ある僧から「風呂(漆器の貯蔵室のこと)に大根のゆで汁を吹き込み、そこで乾かすとよい」と教えられ、その通りにするとうまくいったとのこと。
この時、大量のゆで汁を取るため、ゆでた大根も大量に余ったので近所に配ったところ、これがおいしいと評判になり、風呂にゆで汁を吹き込んだ残りの大根であることから、「風呂吹き大根」の名前が生まれたということです。

大根はここぞとばかりにぶ厚く切って皮を剥き、面取りをした後に米の研ぎ汁で下茹でをしておくのがポイント!
そうすることでキレイな白色に仕上がります。
鍋の底に昆布を敷き、その上に大根を乗せてたっぷりの水でゆっくり煮込みました。
ゆずの風味が優しく広がる、大根の甘さ引き立つ一品です。

本格的な寒さに向かう時節、風邪など召されませぬようご自愛ください。

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