シャインマスカットや水耕栽培のレタスなど、手がける種類はとにかく多く、梶内さんの意欲や冒険心を感じます。
梶内さんは、継承米のプロジェクト立ち上げ当初から携わって頂いている農家のおひとりです。
弊社会長本田勝美とは旧知の仲。継承米の初回農法説明会には、梶内さんの呼びかけで信頼できる農家さんが多数お集まり下さいました。
長年の経験から、今の田んぼや畑の土は、農薬や化学肥料等の影響を受け本来の姿である健康な状態を失ってしまっていると感じていた梶内さん。
当時先進的であった有機肥料を使った栽培、そして何より土づくりを大切にする継承米の理念に賛同してくださいました。
ご自身も微生物肥料の研究を行い、どんな働きで何を得られるのか、様々な実験を繰り返す梶内さんは、農業は仕事であり趣味だといいます。
「何か問題にぶつかった時、それを乗り越える為に様々なことにチャレンジしていくことこそが『挑戦と冒険』だべ!俺はそれが好きなんだぁ。」と楽しそうにおっしゃ
います。
東日本大震災もこの精神で乗りこえ、今のコロナ禍にも立ち向かう気慨を熱く語ってくださいました。
1cmの土を作るのに百年かかる
そう教えられてきたという梶内さん。
今の継承米について尋ねると、「継承米の田んぼには地力がある。もっともっと引き出してやれんべな!」と返ってきました。
まだまだこんなもんじゃないよと自信をのぞかせます。
梶内さんが農業で一番大切にしていること、それは「小さい子供が美味しいと言ってくれる作物を作る」ということ。
「安心安全な農作物なんて当たり前。一番素直な子供の舌に認められたらそれは良い作物な証拠だから。」と、かわいいお孫さんに目を細めていました。