本田屋本店の代表が地域プロデュースを行っており、その地域の関わりのある産品をご紹介させて頂きます。
今回は福山市のブランド認定品とされた、「くわいぽたーじゅスープ」のご紹介です。
広島県福山市はくわいの生産量日本一を誇ります。
みなさん、そもそも”くわい”とはどういうものかご存知ですか?
なかなか馴染みのない名前ですが、実はくわいは水田栽培される野菜の一種なのです。
くわいはこんな形をしています!
鍬(くわ)のような形をした葉の下に、芋のような実がなることから「鍬芋(くわいも)」と呼ばれ、 それがなまって「くわい」と言われるようになりました。
実から立派な芽が伸びた特徴的な形から、“食べると芽が出る”縁起物として、正月のおせち料理に登場する高級野菜だそうです。
ほっこりとした食感で、ほろ苦さの中に甘みが残るのが特徴です。
地元では素揚げにしたり煮たりして冬の食材として日常的に食べられていますが、 全国的にはおせち料理以外ではあまり使われることがないそうです。
使っているのは生産量の1割くらいにあたる、大きさが不揃いだったり芽の部分が曲がっていたりするもの。
くわいは高級食材ゆえに、そういったものは市場に出ることがありません。
しかし、芽が曲がっていても味は同じです。
せっかくのおいしい地元食材を無駄にすることなく何かに活用できないかと考え、香りや苦みを残したままパウダー状に加工しました。
くわいは旬が限られますが、を粉末状にすることで年中食べられるものにしました。
くわいの味や生産量日本一ということを多くの人に知ってもらいたいと思ったのが、今回ご紹介する「くわいぽたーじゅスープ」の開発のきっかけだったそうです。
くわいは一般的にみると認知度の低い野菜です。
だからこそ知らない人にも知っていただけるようにデザインにも力を入れたそうです。
高級品であるくわいのイメージを表現しつつ、レトロ感も残したパッケージデザインに仕上がっています。
福山で生み出された産品・サービスや取組・活動の中から とっても“わくわく”するものを認定・登録される「福山ブランド」。
前回はマミーローズでも福山ブランド認定商品としてご紹介しましたが、くわいぽたーじゅスープも福山ブラント認定商品として登録されていますよ!
それでは実際にくわいぽたーじゅスープをいただいてみます!
中を開けてみると粉末入りの袋が5つ入っています。
150mlのお湯によ~く溶かします。 見た目は白くてじゃがいものポタージュのようです。
実は今までに一度もくわいを食したことがなく、 初めての味にとてもドキドキしています。
一口飲んでみると・・・ とろっとまろやかな口当たりで、最初は甘くて後からほろ苦さを感じるのですが、その苦みの中にくわいの旨味が追いかけてきて、とってもクセになる味です!
くわい独特の苦みはあるものの、その苦みが却っててこのスープのアクセントとなりやみつきになりそうな味わいとなっています。
くわいには血圧の上昇を抑制する作用があるとされるカリウムが多く含まれています。
また、整腸作用のある食物繊維や、血を作るビタミンといわれている葉酸、エネルギー代謝をサポートするビタミンB6も比較的多く含むそうなので、これを美味しく飲んで栄養を補給できるなんて一石二鳥ですよね!
子どもでも飲みやすく、誰もが親しみやすいポタージュスープだと思います。
みなさんもぜひ一度ご賞味ください。
これからも色んな地域の産品を紹介していきます!