北は北海道から南は沖縄まで日本全国でコシヒカリは栽培されています。
福島県でも約8割がコシヒカリだと言われているそうです。
他にも様々な品種があるのに、どうしてコシヒカリだけがこれ程多く栽培されているのでしょう。
これは今栽培されているお米の中で、コシヒカリが“一般的に”一番美味しいと言われるところに理由があるようです。
コシヒカリの誕生は今から六十程前。
今でこそコメ余りなどとも言われていますが、当時はまだまだ食糧不足の時代でしたので、収穫量の多いお米の開発が最優先でした。
そんな中で生まれてきたのがコシヒカリです。
もともとは福井県で開発されたのですが、二つの大きな欠点がありました。
【欠点その1】お米の大敵であるいもち病に弱い
【欠点その2】稲が倒れやすい
そうであれば普通は、当時期待された条件にあわないので、却下されてしまうところですよね。
しかしなぜかお隣の新潟県で栽培が定着しスタートしていきました。
そんなコシヒカリが今では、日本中で一番多く栽培されているのです。
どんな栽培の苦労も美味しさには勝てない、ということでしょうか。
それではまた次回お会いしましょう!
have a RICE day!