雪解けと共に、ふきのとうが地面から顔を出します。
湿った落ち葉の下に、鮮やかな黄緑色を見つけると嬉しくなります。
やっと春が来たんだなぁ、と。
ふきのとうはフキの若い花茎で、特有の香りと苦味があります。
会津では雪解けが始まる2月の終わりから4月上旬くらいまで自生しており、
花が開く前の状態から、開いて少し伸びた状態のものまで様々な食べ方で頂きます。
佃煮や天ぷら、けんちんにしても美味しいですね。
今回は、ふきのとう味噌を作ってみました。
摘んできたふきのとうは蕾から花開いたものまで15個~20個程度。
まず最初にひと手間加えましょう。
綺麗に洗ったふきのとうを、食塩を加えた熱湯で数分湯がきます。
そのあと冷水にしばらくさらしておくとなお良いですね。
そうすることで、アクのえぐみが緩和され、ふきのとう本来の美味しい苦味だけが上手に残ります。
まずはふきのとうを細かく刻みます。
よく水分を絞り、油をひいたフライパンで炒めましょう。
味付けは味噌、みりん、酒、砂糖。
炒めたふきのとうと調味料を合わせ、水分がなくなってくるまで中火で練り続けて完成です。
ご飯のおともにも最高ですし、お酒のつまみにもなりますね。
春の爽やかな苦味がとても良い塩梅です。
なお、今回は私の自宅レシピをご紹介しましたが、
アク抜きの方法等は様々で、あらゆる情報とともにネットにも掲載されていますので
是非そちらを参考に作ってみてください。
春は山菜の美味しい季節です。
「米でいいの田゛」とご飯共にぜひお試しください♪♪
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